【新潟県】薬剤師さん、新潟への移住、始めてみませんか?

新潟への移住を考えたことはありますか?近年、社会保障費の高騰や物価高騰が大きな問題になっており、年々、生活は苦しくなっています。都市圏で働く薬剤師は支出が増える一方で、給料がそこまで高くなく、不満を抱える薬剤師の方も多いと思います。

新潟は関東圏などと比較して、生活コストを抑えられるほか、移住支援金、グルメやレジャー、最近は早期リタイア(FIRE)後の生活先や、早期リタイアを目指すための移住先としても期待されるなど、多くの魅力があります。今回は、移住を検討する薬剤師の方に、そんな新潟の魅力をお伝えします。

【新潟県】薬剤師さん、新潟への移住、始めてみませんか?

年収と生活コストはどう変わるの?

薬剤師が実際に新潟に移住して転職をしたら、年収と生活コストはどの程度変わるのでしょうか。まず、新潟県と東京圏で薬剤師の平均年収を比較してみましょう。

都道府県平均年収(万円)
全国599
新潟県687
埼玉県547
千葉県632
東京都609
神奈川県572

賃金構造基本統計調査 | データベース | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口によると、2024年の新潟県の薬剤師の平均年収は686.94万円で全国平均や東京圏と比較すると、高いことがわかります。

また、生活コストの面で特に差が出るのが家賃になります。

都道府県住宅1か月当たり家賃
全国60,649
新潟県47,581
埼玉県63,141
千葉県62,210
東京都88,295
神奈川県71,918

住宅・土地統計調査 令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計 全国・都道府県・市区町村_2023年 (統計で見る日本「estat」によると、新潟県の家賃は全国平均や東京圏と比較して低い水準です。つまり、年収の面でも家賃の面でも新潟県の方が暮らしやすいと言えるでしょう。

また、住宅事情にも注目すべき点があります。東京都の持ち家率は45%なのに対して、新潟県の持ち家率は74%と全国でも上位の数値となっています。将来的にマイホームを検討している方にとっては魅力的な要素となるでしょう。

最大で100万円+αがもらえる新潟県の補助金・助成金制度

新潟県では、移住をする方に向けて、補助金などの支援制度が充実しています。その中で、特に注目すべきものに、移住支援金があります。この制度は、東京圏から新潟県への移住やUターン、Iターンを行おうとしている方を対象としたものです。一定の要件を満たす場合に支給されます。

○単身の場合:最大60万円
○2人以上の世帯の場合:最大100万円+子育て世帯加算
○18歳未満の子を帯同する場合:子1人につき最大100万円

これらの支援金は、移住先の市町村窓口に申請することで受け取ることができます。                                              参照:【移住支援金】東京圏から新潟県へ移住した方に最大で100万円+α を支給します(新潟県HP)

さらに、Uターン就職者向けのUターン促進奨学金返還支援事業(新潟県HP)もあります。これは、県内で就職したUターン就職者の奨学金返還を支援するもので、年間最大20万円、総額120万円まで受け取ることが可能です。

参照:Uターン促進奨学金返還支援事業「Uターン転職した方の奨学金等の返還を支援します」 – (新潟県HP

このような補助金制度は新潟に移住をする方にとって、大きな魅力となっています! 

そもそも新潟ってどんなところ?

新潟県はどんなところ?

新潟は日本海側に位置し、豊かな自然や食文化に恵まれている地域です。日本有数の米どころで、生産量は全国1位です。冬季は豪雪地帯としても有名で、スキーやスノーボードなどの、レジャー目的で訪れる方も多いです。

新潟県は大きく7つのエリアに分けられていて、それぞれに新潟の魅力が詰まっています。まずはエリアごとの魅力や特徴を紹介します。

村上・新発田エリア

城下町としての風景や文化が残る新発田市では、月岡温泉が有名です。エメラルドグリーンの湯が特徴で、ツルツルの美肌になると、女性からの支持が高い温泉です。また、県内屈指の透明度を誇る笹川流れの海岸や、塩引き鮭が特産で、「鮭のまち」として知られる村上市があります。

新潟・阿賀エリア

県庁のある新潟市は新潟県の中心地で、開港150年を迎える歴史ある港町です。おしゃれなショップが集まる商店街やワイナリーもあり、生活するにはとても便利なエリアです。阿賀野市水原にある瓢湖は冬季に5000羽もの白鳥が湖に降り立ち、美しい姿を眺めることができます。

弥彦・燕三条エリア

三条市や燕市では、金属加工産業が盛んで、世界レベルのものづくりが行われています。江戸時代から続く職人の技術によって、高い品質の洋食器などが作られています。背油ラーメンやカレーラーメンなどの個性的なラーメンも人気のグルメとなっています。

長岡・柏崎エリア

長岡市では、日本三大花火大会の一つである「長岡まつり大花火大会」が行われています。このエリアに住めば、全国から多くの人が集まる大迫力の花火を、家から見られるかもしれません。県の真ん中に位置しているので、どこに行くのにも便利で生活しやすいエリアです。

湯沢・魚沼エリア

毎年3mもの雪が降り積もる、日本有数の豪雪地帯として知られているエリアです。その雪解け水で作られる、魚沼市や南魚沼市などの最高品質のお米は、多くの人に愛されています。東京へのアクセスも県内で最もしやすい場所となっています。

妙高・上越エリア

日本有数の豪雪地域として知られる地域で、スキーやスノボーなどのレジャーが盛んです。冬季には良質なゲレンデを求めて、多くの観光客が訪れています。高原野菜と雪下・雪室野菜も作られていて、雪国特有のみずみずしく甘みたっぷりの野菜は非常に人気です。

また、このエリアには星峠の棚田という有名な観光地もあるのでご紹介します。

・星峠の棚田/十日町市

星峠の棚田/十日町市

棚田とは山の斜面などに階段状に作られた田んぼのことです。星峠の棚田は、大小約200枚の田んぼがまるで魚の鱗のように斜面に広がり、息をのむほどの美しい景観で知られる場所です。雲海が発生しやすく、棚田と雲海のコラボレーションは特に美しい情景です。日本の原風景とも言える、昔ながらの美しい景観を残しています。

佐渡エリア

新潟県にある島で、新鮮な海の幸を食べたり、独自に発達した文化に触れられたりする場所です。五穀豊穣・家内安全を祈る「鬼太鼓」や「佐渡おけさ」などの芸能が伝承されていて、新潟県の修学旅行の定番の場所になっています。

都会から移住する薬剤師におすすめの地域

実際に薬剤師として移住するならどこに住めばいいのでしょうか?都会から移住する薬剤師さんにおすすめの地域を紹介します。

求人数の多い新潟市、長岡市、上越市

新潟県全体では、薬剤師は不足傾向ではありますが、新潟市は県内の中でも最も大きい都市であるため、調剤薬局や病院、ドラッグストアなどの求人が集中しており、求人が豊富にあります。

例えば、調剤薬局事業を中心に行う「株式会社共栄堂」は、新潟市江南区に本社を構えており、新潟県と山形県を中心に100店舗以上の調剤薬局を展開しています。新潟市内では東区、西区、江南区などに店舗が集中しています。

ちなみに新潟市が県内の中でも薬剤師が多く集まっている理由としては、新潟市秋葉区にある「新潟薬科大学」があることも関係しています。卒業生がそのまま新潟市に就職するケースが多いのかもしれません。 都会のように多くの人と知り合いたいという希望がある方には新潟市はおすすめです!

そして、長岡市や上越市も求人数の多いエリアです。これらの地域は、交通の便がよく生活するにはとても便利です。新刊線の通る駅からも近く、東京へのアクセスも新幹線で1時間半から2時間ほどで可能です。また、さまざまな職場から自分に合った所を選べるのもいい点です。

好条件が狙える糸魚川市、村上市

新潟市などの都心部は便利ですが、人手が比較的充足しているため、都心から離れた地域のほうが高収入になる傾向があります。在宅医療も進んでいることから、スキルアップやキャリアアップも望めるでしょう。

物価に関しては新潟市に比べると安く、年収は高いなど、移住希望の薬剤師さんにはこれらの地域の方が、適しているかもしれません。小さな村や群までいくと不便に感じるかもしれませんが、今回挙げた糸魚川市や村上市はある程度大きな都市であり、生活レベルを維持したまま、条件の良い環境で働けるのが魅力的です。

地元の人に愛される新潟のグルメ

お米

新潟はコシヒカリが有名

生産量は全国一位で、新潟県を代表する「コシヒカリ」という銘柄は誰しも、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。お米特有の甘みと粘り気が強く、香り、ツヤ共に素晴らしい銘柄です。ほかにも、コシヒカリの血統を受け継ぎながら、価格も比較的抑えた「こしいぶき」や新潟県が開発した新しいブランド米である「新之助」などがあります。

日本酒

新潟県内には90を超える酒造があり、日本酒造元数は全国でも1位で、なんと消費量も1位です。山々からの湧き水と良質なコメから醸造される質の高い日本酒は、「淡麗辛口」の味わいが人気です。

笹団子

笹団子とは、ヨモギを練り込んだ餅をささの葉で包んで蒸した、伝統的な和菓子です。餅の中には粒あんやこしあんがたっぷり入っていて、上品な甘さと、ささとヨモギのさわやかな香りが人気です。     

いちご(越後姫)

新潟のブランドいちご「越後姫」は、大粒で果肉は柔らかく、甘味と香りが強いのが特徴です。

古民家購入で早期リタイア(fire)後の生活を始めよう

新潟県は早期リタイア(FIRE)後の生活先としても期待できます。新潟は東京圏と比べると消費支出も少なく、お金を貯めながら、豊かな自然の中でゆったりと暮らすことができます。

そして移住する上で、おすすめなのが古民家の購入です。新潟は豊かな自然に囲まれた古民家が多くあります。一般的な古民家の相場は0~500万円ほど、それに加えて1000万程度のリフォーム代がかかるとされています。新潟県では水回りや内装がリフォーム済みで、すぐに住める状況の物件が500万以下で売られているケースがたくさんあります。

新潟県のリフォーム・リノベーション済み(予定含む)中古一戸建て物件検索結果(at home)

長期的に新潟県に住んでもいいと思っている方には、アパートを借りるよりもコスパよく新潟での生活を満喫できるのではないでしょうか?

薬剤師として新潟への移住、ぜひ検討してみては!

新潟に移住した後の生活を、少しはイメージできましたか?新潟県は都市部に比べると通勤時間も短く、残業も少ない傾向があります。ワークライフバランスのとれた充実した生活を送ることができます。移住したては苦労することもありますが、新潟県の自然や人、グルメに触れればきてよかったと思えるはずです。都会での生活から離れて、豊かな生活を検討してみてはいかがでしょうか。

【新潟へ移住する薬剤師さんにおススメの情報サイト】
:新潟U・Iターン総合サイト「新潟暮らし」:新潟へのUターン、Iターン、移住に関する情報満載のWEBサイトです。仕事や住まい、イベント情報、U・Iターン者インタビュー、空き家や支援策の検索などができます。
にいがたくらしごとセンター:新潟県が運営するU・Iターン総合相談窓口です。就職、転職や学生のU・Iターン就活などの仕事相談はもちろん、仕事以外の相談にもワンストップで対応してくれます。

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