【茨城県】「とかいなか」の研究学園都市に薬剤師が移住する理由！

茨城県は、日本の都道府県魅力度ランキングでしばしば最下位に位置していますが、本当にそうでしょうか？実は茨城県の中でも県南地域に位置する守谷市は「いい部屋ネット　街の住みここちランキング2024（北関東版）」において、6年連続1位に選ばれています！

住みやすさも然り、茨城県には意外と知らない魅力がたくさんあります！今回はそんな茨城県について、なぜ薬剤師が移住するべきなのかを解説していきます。茨城県に移住したい薬剤師の方、茨城県での転職を考えている薬剤師の方は必見です！

１．茨城県の魅力
２．茨城県に移住するメリット
３．茨城県のおすすめ移住先4選！
４．茨城県の移住支援制度

１．茨城県の魅力

自然と文化の豊かさ

茨城県は自然豊かな地域であり、観光名所も多く存在します。筑波山は日本百名山の一つとして、ハイキングや登山に適した場所です。また、霞ヶ浦は日本で2番目に大きい湖であり、ボートやサイクリング、釣りなどが楽しめるスポットです。これらの自然景観は、日々の生活に癒しを与え、アウトドアを楽しむには最適な環境です。

さらに、茨城県は伝統的な文化や歴史も豊かで、水戸の偕楽園や鹿島神宮など、観光地や歴史的名所も多くあります。これにより、移住後も豊かな文化的背景に触れながら生活できる点が魅力です。

都内へのアクセスの良さ

茨城県は、東京からのアクセスが非常に良好です。つくばエクスプレスで秋葉原から最短45分、JR常磐線でも東京から1時間ほどで到着できるため、都心での勤務が続く中でも、茨城県内での生活は非常に便利です。また、県南（つくば市・守谷市）などは近年発展が進み、ショッピングモールや教育機関が充実しており、家族での移住先としても人気です。

一方で、県北や県西地域は自然が豊かで、落ち着いた環境で暮らしたい薬剤師の方々には理想的な地域です。茨城県は、農業や漁業が盛んなため、地元産の新鮮な食材を楽しむことができ、健康的なライフスタイルを送るには最適な場所です。

住みやすさ

茨城県は、都市と自然がバランスよく融合した地域です。住宅も広々としており、都心よりも比較的リーズナブルな価格で広い家に住むことができ、生活の質の向上が期待できます。また、つくばエクスプレス（TX）や常磐線などの公共交通機関も整備されています。加えて、常磐道や国道6号線などの交通網も張り巡らされており、車での移動も非常に便利です。

２．茨城県に移住するメリット

薬剤師不足で高収入

茨城県の薬剤師の平均年収は627.8万円です。これは全国平均の599.3万円より約28万円高いです。茨城県内、特に県北部や県西部では、薬剤師の需要が非常に高く、薬剤師不足が問題となっています。そのため、地方部では高収入の求人が多く、転職を考える薬剤師にとっては大きなチャンスとなります。都市部に比べて競争が少なく、比較的高待遇で転職できる可能性が高いです。

薬剤師の奨学金返済支援

茨城県内の病院において、薬剤師が不足している状況を鑑み、薬剤師の養成および確保のために、県が指定する対象地域において、対象とする薬学生や薬剤師の奨学金の返済を支援する制度です。

支援額は県と病院からそれぞれ支援があり、県からは奨学金返済額の2分の1、1人あたり月額上限2.5万円が支給されます。病院からは返済額を超えない範囲で県と同額以上の支援があります。

補助期間は最長6年間、支援要件もあります。

詳しくは県公式ホームページの「茨城県病院薬剤師奨学金返済支援事業について」をご確認ください。

研究・教育機関が充実

茨城県南部に位置するつくば市は、研究学園都市として国内外で非常に高い評価を受けており、筑波大学などの研究施設が集まっています。これにより、薬剤師として最先端の医療研究や技術開発に携わる機会が増え、スキルアップにもつながります。また、教育施設も充実しており、子どもの教育環境を重視する家庭にも非常に魅力的です。

生活費が安い

茨城県は、東京や千葉県に比べて生活費が安いことが特徴です。特に住宅費が低く、SUUMOによると、東京都23区は1LDKで平均10万円以上するのに対し、茨城県は平均5万円ほど、比較的高い地域でも7.5万円程度です。このように都内よりも安く広い家に住むことができるため、家族での移住にとって非常に経済的です。また、日々の生活費も比較的抑えられ、都心に住むよりもコストパフォーマンスが良いと言えるでしょう。

ここまで茨城県の魅力について述べてきましたが、イメージはついてきたでしょうか？

ここからはより具体的にイメージしていただくために、茨城県のおすすめの移住先について紹介していきます。

３．茨城県のおすすめ移住先4選！

つくば市

つくば市は研究学園都市として有名で、多数の研究機関があります。教育の水準が高いことでも知られています。つくばエクスプレスで秋葉原まで最短45分にも関わらず、家賃の低さや物価など、生活コストを抑えられるため移住を考える人が多いです。都会的な雰囲気がある一方で、筑波山や田園風景を眺めることもできる「とかいなか」です。

参考：いばらき移住定住ポータルサイト Re:BARAKI つくば市

守谷市

「いい部屋ネット　街の住みここちランキング2024（北関東版）」において、6年連続1位を獲得しました。つくばエクスプレス沿線で、秋葉原まで約30分という交通アクセスの良さは魅力です。

また、公園が多く、子どもがのびのびと遊べる環境も充実しています。子どもの人口比率が14.5%と、総人口の子どもの比率の11.3%より高いことも特徴的です。

茨城県のこどもの数（茨城県HP）

全国のこどもの数（総務省）

さらに守谷市は新興住宅地が多く、街がきれいです。都会志向の人にぴったりの「郊外ベッドタウン」といえます。

境町

茨城県境町は「田舎暮らしの本」住みたい田舎ランキング全国1位です。

利根川や霞ヶ浦など豊かな自然があります。特に霞ヶ浦ではウォータースポーツなどが楽しめます。

常磐自動車道や東北自動車道が近く、車を使った移動がスムーズです。さらに、つくば市へのアクセスもよいため、都会の利便性も享受できます。

境町は子育て支援が充実しており、英語教育にも力を入れています。

境町の子育て支援について：子育て支援制度一覧

参考：さかいじゅうナビ　”さかい”ってどんなとこ？

利根町

茨城県の最南端で千葉県との県境に位置する利根町。JR成田線布佐駅やJR常磐線取手駅が最寄りなので都内への通勤・通学にも便利な地域です。

移住のためのサポートも充実しており、移住支援金はもちろんのこと、結婚新生活支援制度や、新築マイホーム取得支援金、奨学金返済支援制度、空き家バンク助成金等があります。

子育てのサポート制度も充実しており、不育症治療費の助成、出産応援給付金、０歳から２歳までの保育料の４割負担、高校生まで医療費無料、学校給食費無料など様々な制度があります。

利根町は県内で３番目に小さな町ですが、都心から40km圏内で、さらに千葉県にも隣接しているため、都心部だけではなく千葉エリアへのアクセスも良好です。

医療機関やスーパーなど生活に必要な施設は充実しているので、平日は自然豊かな場所でのんびりと、お休みの日は都会に遊びに行きたいという方にはぴったりの場所といえます。

参考：From TONE ～移住を検討されているあなたへ～（利根町HP）

参考：茨城県利根町で暮らしてみませんか？（茨城県利根町移住定住パンフレット））

４．茨城県の移住支援制度

茨城県は移住する方、子育て世帯の方、単身の方など様々な対象者に向けて移住支援を行っています。

わくわく茨城生活実現事業

移住に伴う経済負担、県内中小企業への就業を促進するための県が支給している移住支援金です。「東京23区に在住していた方」、「東京圏在住で23区に通勤していた方」が対象です。

支援金額は、2人以上の世帯の場合は100万円、単身の場合は60万円が支給されます。支給されるには各種条件があるので、県公式のホームページにある、「わくわく茨城生活実現事業」をご覧ください。

子育て支援

世帯を持たれている方にとって、子育て支援が充実しているかはかなり重要な項目です。移住した家族向けに、子育て支援に関する情報提供や保育所の優先入園など、様々な子育て支援があります。

児童手当制度はもちろん、ひとり親家族向けに児童扶養手当などの支援も行われています。茨城県の子育て支援については次の「いばらき結婚・子育てポータルサイト」をご確認ください。

住宅支援

空き家バンクやリフォーム支援など、茨城県の各市町村に住宅支援制度があります。

例えば、水戸市では子育て世帯向けの「水戸市子育て街中住宅取得補助金」があります。対象区域にある住宅と売買契約を締結し、住宅を取得・居住することなど各種条件があります。市町村ごとに豊富な住宅支援制度があるので、県公式ホームページの「住宅関連助成制度」から、移住を考えている市町村をチェックしてください。