物価高、社会保障費の高騰、調剤報酬改定等、薬剤師を取り巻く環境は年々悪化しています。都会で暮らす薬剤師さんの中には、給与がなかなか上がらず生活が厳しくなってきている人も少なくない気がします。だからこそ今、移住をしませんか?
薬剤師にとって、移住をするメリットはたくさんあります。まずは年収が上がること。薬剤師不足の地域ほど年収が高くなる傾向です。さらに地方は都会に比べて生活コストが圧倒的に安いので、自由に使えるお金が増えることも。独身の方で「FIRE」を目指している人にとっては特におすすめかもしれません。子育て中の方にとっては、広い園庭のある幼稚園や公園など、自然豊かでのんびりとした環境で子供をのびのびと育てることができるだけでなく、都会ならではの受験戦争からも逃れられるメリットもあります。
移住薬剤師インフォメーションサイトとは、薬剤師の皆様が地方への移住を検討する際に役立つ情報を提供するWebサイトです。
各都道府県に関する生活環境についての情報や、移住支援制度などのお金にまつわる情報等を掲載していきます。そのほかにも移住体験談や、各都道府県担当者からの移住に関する情報も。
このWebサイトを通じて、薬剤師の皆様が、自身のライフスタイルやキャリアプランに合った移住先を見つけるためのサポートしていきたいと思います。そして、移住を検討している薬剤師の方と、薬局や病院、ドラッグストアなどの地域の医療機関をつなぎ、地域医療への貢献となっていきたいと思います。「移住薬剤師インフォメーション」が薬剤師の皆さんの移住の指南役となることを願います!
移住をおすすめしたいケース
「FIRE」を目指している薬剤師
FIREとは経済的な自立と早期退職を目的としたライフスタイル。働きながら投資元本を蓄財し、資産運用を行い、運用益で生活できる目途が立った段階で仕事を辞めるというものです。薬剤師の場合は、地方ほど給与が高い傾向にあり、地方は都会ほど生活コストもかからないことから、移住することで投資に回すお金を増やすことができます。都会でFIREを目指すよりも早くかつ、多くの資産を残すことができるかもしれませんよ!
独立志望の薬剤師
「独立して気ままに働きたい」「会社員よりも稼ぎたい」といった独立志望の薬剤師さんは、以外といらっしゃいます。そういった方は人材不足が加速している地方の調剤薬局の継承案件がねらい目です。地域から愛されている調剤薬局を引き継ぐことができれば、経済的にも安定しますし、地域貢献もできます。地域によっては創業支援金制度やスタートアップ向けの補助金などもありますよ!
子育て中の薬剤師
都会の公園は「固いボールで遊べない」「バットをふるのは禁止」等、子供が思いっきり遊べる公園があまりありません。学校の校庭も狭く、運動できる環境があまり整っていません。しかも受験戦争もあることから、お子さんの中にはストレスを抱える子もいるかもしれません。地方であれば公園が広く、運動ができる場所がたくさんあります。教育と遊びのバランスが取れた場所も多いことから、子供をイキイキと育てることができます。さらに、広くて大きなマイホームを安価で手に入れることも可能です!
移住を考える際に役立つサイト
はじめての移住応援サイト「いいかも地方暮らし」(内閣官房・内閣府総合サイト)
これから地方移住を考える人、はじめる人を応援するWebサイト。東京圏から地方へ移住した方々のインタビューや移住関連コラムなど、地方移住に役立つ情報が満載です。移住しようかなと思ったらますは「移住の手引き」を見て情報収集からはじめましょう!薬剤師の場合は、仕事を見つけることは難しくはありません。事業所によっては、引っ越し代の支給や借り上げ社宅の用意もあります。自治体の移住支援金なども利用することができるので金銭的な問題はあまりないでしょう。あとは自分たちに見合う移住場所を探すだけ。地域によっては補助金が出るお試し移住制度もあるので、そういった制度を利用しながら自分に合う場所を見つけていきましょう!
後継者がいないことなどを理由に「事業を譲り渡したい」と考える人と、創業や新分野進出等を目的に「事業を譲り受けたい」と考える人をつなぐ無料のマッチングサービス。地方の調剤薬局の継承案件を探すのにおすすめのサイトです。いつか独立したいと考えている薬剤師さんはぜひこのサービスを使ってみてください。
日本政策金融公庫には、女性、若者、シニアの方や廃業歴等があり創業に再チャレンジする方、中小会計を適用する方などに向けた「新規開業・スタートアップ支援資金」制度があります。新規開局を目指している独立志望の薬剤師の方はぜひ目を通しておきましょう!