【福井県】日本一幸福な地域に移住!薬剤師必見の高収入・充実した子育て環境!

日本一幸福な都道府県として知られる福井県ですが、実際に住んでみるとどのようなものなのか、想像がつきませんよね。豊かな自然やおいしい食べ物、地方ならではの魅力がたくさんあります。一方で注意点もあったり……?

今、なぜ薬剤師が福井県に移住すると良いのか、また、福井県に移住するメリットや注意点について解説していきます。この記事は、地方への移住を考えている人、特に福井県への移住を考えている薬剤師さんは必見です!

【福井県】日本一幸福な地域に移住!薬剤師必見の高収入・充実した子育て環境!

【自然豊かで暮らしやすい】福井県の魅力について徹底解説!

豊かな自然に囲まれている

東尋坊

福井県は観光資源が豊かです。国の天然記念物に選ばれた、圧倒的な迫力を見せる断崖絶壁の「東尋坊」、子どもから大人まで、化石を中心に地史学が学べる「福井県立恐竜博物館」など、魅力的な観光スポットでワクワクできます。また、観光資源だけでなく、山や海など多くの自然に囲まれているので、都会の喧騒に疲れてしまった人は癒されること間違いなしです!

おいしい特産品

福井県に有名な特産品があるのは想像がつくと思います。越前ガニに越前おろしそば、ソースかつ丼に羽二重餅……。想像しただけでお腹がすきますね!特産品ではありませんが、サバの押し寿司もおすすめです。

鯖寿司

北陸新幹線開通

福井の魅力は豊かな自然だけではありません。意外かもしれませんが、都内へのアクセスが良いのです。

2024年3月16日に北陸新幹線が開通しました。東京から福井まで約2時間50分で移動可能です!福井県内の停車駅は「敦賀駅」、「越前たけふ駅」、「福井駅」、「芦原温泉駅」の4駅です。各駅に素敵な特色があるので、次のサイトの福井県内の新幹線停車駅をご紹介!を要チェックです!

関東圏に友人や家族がいる人にとって、新幹線1本で東京に行けるというのはかなりメリットになるのではないでしょうか。

また、東京-福井間は飛行機での移動も可能です。東京都・羽田空港から石川県・小松空港までの飛行時間は約1時間です。小松空港から福井県に移動する際にはバスを利用するという手段があります。早期予約やキャンペーン時、閑散期などは10,000円程度と比較的安く移動できますが、繁忙期や直前予約は20,000円以上になることもあります。

新幹線と飛行機、どちらを利用するかは比較検討が必要です。

休日おすすめの場所4選!

福井県立恐竜博物館

福井県立恐竜博物館

福井県立恐竜博物館は、恐竜を主なテーマとした自然史博物館で、2000年に開館し、福井県勝山市に位置しています。国内最大級の博物館で、地球史を学ぶことができます。子どもから大人まで、楽しく自然史を学べます!

温泉

数々の温泉地

福井県には温泉地が点在しています。福井県を代表する「あわら温泉」は「関西の奥座敷」とも呼ばれる温泉地です。旅館ごとに豪華な日本庭園が繰り広げられており、越前ガニなど海の幸にも恵まれています。外国から日本に訪れた多くの方からも評価が高いようです。

「東尋坊温泉」は、国の天然記念物にも選ばれた東尋坊の近くに位置する温泉地です。日本海を一望し、きれいな夕日を眺めるのに最適です。

ほかにも多くの温泉地があり、日帰りで温泉旅行をすることも夢じゃありません。平日にたまってしまった疲れを、圧倒的な景色を一望しながら癒しませんか?

福井県児童博物館「エンゼルランドふくい」

福井県坂井市に位置する、体験型施設です。子どもが楽しめる科学体験イベントや催し物が開かれています。身体を通して科学や歴史を体験し、親子で楽しく学べます!ほかにも遊具や施設が豊富なので、アクティブに動きたい休日を過ごすにはピッタリの場所になります。

白山平泉寺

白山平泉寺

養老元年(717年)に泰澄大師に開かれたとされる、勝山市にある白山信仰の重要な拠点となった歴史ある場所です。

白山信仰とは、日本三名山に数えられる白山をご神体とする山岳信仰のことです。白山から流れる川の水が、人々の生活の支えになっていたことから、水の神様や農業の神様として崇められていました。

白山平泉寺は別名「苔寺」と呼ばれるほど、境内は一面の緑豊かな苔に覆われています。そんな歴史ある荘厳な空気の中で、心も体もリフレッシュしませんか?

福井県には他にも、数多くの歴史のある寺社仏閣や遺跡が点在しています。身を清めながら由緒ある歴史を学びましょう。

福井県は子どもがすくすくと育つ「ふく育県」!

福井県は子育ての環境づくりにも尽力しており、魅力の一つと言えます。なぜ福井県は子どもがのびのびと育つ環境なのでしょうか?

参照:福井県子育て応援サイト「ふく育」

待機児童はなんと0!

令和6年4月の待機児童数調査のポイントによると、全国の待機児童数は、減少を続けているものの令和6年4月時点で2500人を超えます。保育所等利用待機児童等の状況では、東京都の待機児童数は361人でした。一方、「保育所等待機児童(令和6年4月1日)についてによると、福井県は待機児童0を達成しています。共働き率1位ということも併せて、働くママ・パパにとって非常に子育てがしやすい環境であることがわかります。

福井県は共働き率1位、子育てのしやすさ全国トップ!

福井県は共働き率が1位ということはご存知でしたか?福井県公式ホームページの資料、令和2年国勢調査 就業状態等基本集計 福井県結果の概要によると、令和2年の共働き率は61.2%と全国平均を大きく上回り、全国1位を固く保持しています。

これは、待機児童が0であることや、三世帯同居率が全国2位であることが主な背景としてあげられます。福井県では、おじいちゃんやおばあちゃんが孫の面倒を見ることが一般的です。

共働きしているパパママにとって、保育園だけでなく、安心できる人に子どもを預けられることはとても支えになりますよね。福井県に在住しているパートナーと結婚する方は、このような協力が期待できるかもしれません。

そして、福井県は子育てに関しても、教育水準の高さや子どもの体力、待機児童の数にいたるまで全国トップを誇ります。文部科学省が毎年行っている全国学力テストの結果によると、令和6年度、福井県の小学生の正答率は総合で全国2位でした。また、中学生の正答率の総合結果は全国3位です。

また、スポーツ庁が毎年行っている子どもの体力や運動能力の調査結果によると、令和6年度、福井県は小学生の男女ともに3年連続で1位となっています。

このように、福井県は、健やかな家庭を築くためのとても良い環境であることが伺えます。

子どもの遊び場が充実

せっかくの休日、お子さんと楽しい時間を過ごしたい時に、「雨だから諦めよう」となるのは嫌ですよね。福井県では子どもの遊び場として、屋外施設はもちろん、屋内施設も充実しています。天候にかかわらずのびのびと遊べるのは嬉しいですよね。

教育環境も充実

1.臨場感のある体験

福井県には有名な科学博物館や歴史的な寺社仏閣、遺跡などが点在しています。そのため、子どもたちは臨場感溢れる場で体験学習ができます。

2.学力トップレベルの秘密

福井県は子どもの学力テストの成績がトップクラスです!質の高い教育や、子どもたちが楽しく学べる環境が整っていることが伺えます。

3.全国初!恐竜学部

福井県立大学では、2025年4月に全国初となる恐竜学部が新設されます。恐竜学部では恐竜学、地質学、古環境学を学びます。福井県の豊かな自然環境を最大限生かした、特徴的な学部といえます。

薬剤師不足で高収入?|薬剤師が福井県で働く5つのメリット

薬剤師が福井県で働く5つのメリット

薬剤師は高収入。全国平均よりも高い!

福井県では薬剤師不足が全国でも最下位を争うほど深刻になっています。原因としては県民全体の高齢化による薬剤師需要の高まり、薬剤師の地域偏在問題が挙げられます。そのため、薬剤師の需要は年々高まっています。

薬剤師は需要が高まると年収が増加する傾向にあります。実際に、福井県の薬剤師の平均年収は612.8万円、全国の薬剤師の平均年収599.3万円と比べて高いです。

さらに、福井県の産業全体の平均年収は464万円なので、福井県内では薬剤師は高年収であるといえます。(令和6年賃金構造基本統計調査より筆者が算出)

加えて、物価や家賃など、日々のコストが都内に比べて少ないことから、都内よりも少しリッチな生活ができるかもしれません……!!

在宅医療の経験でスキルアップが可能!

現在、高齢化の進行や人口構造の変化により、薬剤師は地域医療への積極的な参画が求められています。地域医療の具体的な取り組みとしてはやはり、在宅医療です。福井県は特に薬剤師不足が深刻な地域なので、在宅医療へ積極的に取り組む薬剤師への需要が高まっています。在宅医療のスキルがあれば年収も上がりますし、将来的にも安定したキャリアを築くことができます。

薬剤師の奨学金の一部肩代わり制度がある!

薬剤師の方や、薬剤師になりたいお子さんをお持ちの方にとっては重要な項目ですね。残念ながら、福井県内に薬学部を持つ大学はありませんが、石川県にある金沢大学や北陸大学、京都府にある京都大学などに通うのが選択肢として挙げられます。

福井県は薬剤師不足の問題に対策すべく、県内で働く薬剤師が抱える奨学金の返還を一部肩代わりする制度を始めました。

対象は指定された医療機関に勤務する薬剤師です。各種条件があるので、詳しくは福井県ホームページにある令和7年度福井県薬剤師確保奨学金返還資金貸与者の募集についてからご確認ください。

満員電車に苦しまない!

福井県ではとにかく満員電車になることはありません!都内に住んでいると想像がつかないかもしれませんが、朝の通勤ラッシュや帰宅時の”おしくらまんじゅう状態”から解放されます!

そもそも福井県にはバスや電車が少なく、通勤の際には自動車を利用することが多いです。後に述べる注意点もありますが、地方部に移住すれば電車のストレスは、さよならです!

薬剤師はモテる……!?

独身の方にはとても大きなメリットになるかもしれません。地方における高収入な職業は、医療や士業といった専門職、経営者、専門性の高い技術職が挙げられます。

福井県の産業全体の平均年収が448万円なことから、薬剤師は福井県の中では高収入な職業であることがわかります。加えて医療職という安定性から、結婚するにはとても有利な条件になるのではないでしょうか。

しかも福井県は共働き率全国1位の県です。もし福井県在住の方と縁があり結婚することになれば共働きとなる可能性も。そうなると世帯年収が上がるので結婚後は豊かな夫婦生活が送れるかもしれません。

参考記事:男性薬剤師の婚活は地方で有利!?都市部でモテなくても地方で勝てる理由

出会いはどこ!?|福井県に移住する3つの注意点

福井県に移住する3つの注意点

これまで福井県の魅力について述べてきましたが、実際に暮らすとなるといいことばかりではありません。移住する際に気を付けなければいけないことについても解説していきます。

出会いが少ない

福井県に限らず、地方部で起こりがちな問題ですが、都市部に比べて人口が少ないので、そもそも出会いが少ないです。マッチングアプリや婚活イベントなど、工夫して人と出会うことが求められるかもしれません。

自動車が必須

先ほど述べた、電車のストレスと別れを告げられる点に対して、福井県では自動車が必要になるという注意点があります。福井市や越前市など、比較的都会であり、駅近な場所でないと移動するために自動車が必須になります。一人につき一台必要と言われるほどです。

ショッピングモールはほとんどが福井市に集中しています。ショッピングしたいときは福井市に赴くか、県外に出るほかありません……。しかしこれは裏を返せば、自動車さえ所持してしまえばどこへでも行けるという捉え方もできます。

福井県は石川県や京都府に隣接しています。都内にいると綿密な計画を要する京都旅行も、気軽に行けるという点ではかなりのメリットになります。

苦手な人は密な人間関係も

福井県では人との出会いが少ない分、一人ひとりのつながりが強く、密な人間関係を築きます。人間関係が深いことは基本的に素敵なことですが、何かあればすぐに情報が広まってしまうことに抵抗がある方もいるかもしれません。そんな方にとっては注意すべき点の一つです。

ここまでで、福井県の魅力や薬剤師が働くメリットなどがわかったはず。ここからは、実際に移住するとなった際に利用できる制度についてご紹介します!

福井県の移住支援制度について

福井県の移住支援制度について

地方の都道府県には移住支援制度が実施されているところが多くあります。移住支援制度とは、地方自治体などが、都市部から地方への移住を促進するために提供する様々な支援策の総称です。ここでは、福井県の移住支援金制度について見ていきましょう。福井県の移住支援金は、「東京圏型」と「全国型」の2種類です。

東京圏型

東京圏型の移住支援金は、東京23区の在住者または通勤者が、対象となる福井県の市町に移住した際に、要件を満たしている場合に交付される支援金のことです。

交付金額は最大100万円です。対象となるには各種条件があるので、福井県公式のホームページにある東京圏から移住される方へ 移住支援金をサポートをご覧ください。

全国型

全国型の移住支援金は、県と市町が連携して、福井県への移住を促す制度です。支給要件が各市町ごとに異なります。

例えば、福井市では、福井市に移住し、正規雇用で就業・起業された方を対象に、単身の方は最大10万円、世帯を持たれている方は基本額最大30万円を支給しています。各種要件は福井県公式のホームページにある県外から移住される方へ移住支援金(全国型)をサポート!でよくご確認ください。

また、福井県では市単位でも移住支援の施策が行われています。市ごとに支援金が用意されている他、住まいや結婚に関する支援も行われています。ここではその例を3つ紹介します。

空き家取得支援事業(福井市)

子育て世代、新婚世帯、U・Iターン世帯が空き家バンクに登録後1か月以上経過した住宅を購入する費用を一部補助する制度です。空き家バンクとは、地方自治体などが運営する、空き家の情報を収集・公開し、有効活用するための仕組みで、補助額は30万円、居住誘導区域の場合は60万円です。

「ふく恋」マッチングシステム新規登録料助成(敦賀市)

ふくい結婚応援協議会が運営する「ふく恋」マッチングシステムの新規登録料を半額助成する制度です。助成額は5,000円、対象者の条件も各種あります。

結婚マッチングシステムの助成が行われているなんて面白いですよね!出会いが都内と比べて少ない地方だからこその制度だといえます。生涯を共にするパートナーを探すチャンスではないでしょうか!

あわらっこ出産・子育て応援給付金(あわら市)

出産・育児にかかる経済的な負担を軽減するための給付金制度です。

妊娠届出時等に面談を受けた妊婦に5万円、出産後の面談を受けた母親等を対象に子ども一
人当たり5万円が支給されます。さらに1歳のお誕生日にはバースデーお祝い金のプレゼントも。

あわら市だけでなく、大野市や勝山市など他の市町村でも出産や育児に関する支援金給付が行われています。地方ならではの子育て支援制度が行われていることも多いので、移住を考えている人は特に次のサイトと資料を参考にしてください!

参考:福井県各市町村の支援制度(福井移住ナビ)

まとめ

幸福度ランキング1位の福井県への移住、想像つきましたか?ここまで福井県の幸福度の裏側を解説してきました。中には少し不便に感じる点もあったかも……?

数多くの自然や名物、観光施設に囲まれて過ごす地方生活も悪くありませんよね。さらに北陸新幹線が開通したことにより、都会から隔絶された地域ではないことも伝わったかと思います。

中でも、子どもたちがのびのびと遊べる環境が整っていることは、働くママ・パパにとっては何よりも重要な点ですよね。この記事が地方移住を考える方の新たな発見や行動のきっかけになれば幸いです!

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