「そろそろ結婚したいけど、出会いがない…」「婚活を始めたけど、希望の相手とマッチングしない…」 薬剤師として忙しい日々を送りながら、結婚相手が見つからずに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、薬剤師が婚活で成功するためのヒントをご紹介します。地方移住には、薬剤師にとって結婚の夢を叶える可能性を秘めていることをご存知ですか?
婚活に行き詰まっている薬剤師の方、必見です!
なぜか都市部でモテない男性薬剤師
都市部といえば、進学や就職で18歳~20代前半の若者が多く集まり、出会いが豊富なイメージがあります。医療系資格職で収入が安定している薬剤師なら、もっとモテても良いはず? しかし現実はそう甘くありません。
実は、都会で暮らす男性薬剤師には、いくつかの「モテない理由」が隠されているのです。
高収入男性との競争に埋もれてしまう
東京などの大都市には、高収入の男性が数多く存在します。外資系企業勤務、大手上場企業勤務、経営者、医師、弁護士、国家公務員、IT企業のエンジニアなど…。薬剤師の収入も決して低くはありませんが、彼らと比べると見劣りしてしまうことも。女性から見ると、経済的に余裕がある男性は魅力的に映るため、どうしても高収入男性との競争に埋もれてしまうことがあります。
地味で真面目なイメージが都市部で響かない?
薬剤師は、真面目で誠実な人が多い職業です。しかし、その反面、地味で堅物なイメージを持たれてしまうことも。都会の女性の周りには、華やかで社交的な男性も多いため、「真面目すぎる薬剤師」の魅力に中々気付いてもらえないこともあります。
職業柄、出会う機会が少ない
薬剤師には学生時代に出会って結婚する薬剤師カップルや、職場で出会う薬剤師同士、薬剤師と調剤事務のカップルも多いですが、多くの薬剤師にとって出会いの機会は限られています。
学生時代は、文系の友人がバイトやサークルで青春を満喫する中、授業や実習、国家試験の勉強に追われ、余裕が無かった方も多いのではないでしょうか。私立の薬学部であれば学費も高く、生活費のためにバイトの時間を捻出するのもやっとのこと。将来のために恋愛よりも勉学優先となるのも頷けます。
また、職場では、薬局であれ病院の薬剤部であれ、同僚の人数が少ないのが現実です。今あなたの周りに、結婚適齢期でフリー、かつ自身に魅力を感じてくれていそうな同僚がいないなら、異動や転職しない限り職場結婚は至難の業です。
そうしているうちに、都市部に多い「異性と出会いやすい職業や生活スタイル」の男性はどんどん経験を積み結婚していくのに、薬剤師のあなたが日々話す相手は患者さんであるお年寄りや、薬だけ早く受け取りたい忙しいビジネスパーソン…。
都市部では、出会いの機会は多いように見えて、薬剤師にとってはそう簡単ではないようです。
ちなみに女性薬剤師は婚活男性にとって人気の職業(マッチングアプリ「Omiai」調査2位、結婚相談所「IBJ」調査3位)となっています。やっと出会えた女性薬剤師にはライバルも多い可能性が!?
婚活女性に人気の「男性の職業」
■マッチングアプリ「Omiai」検索で指定された職業のランキング(2022)
1位医師、2位国家公務員、3位地方公務員、4位歯科医師、5位大手商社
■婚活事業を複合展開する株式会社IBJ 結婚したい職業ランキング(2024)
1位国家公務員/公務員、2位技術/研究職、3位経営者/会社役員、4位医師、5位IT関連職
婚活男性に人気の「女性の職業」
■マッチングアプリ「Omiai」(2022)
1位看護師、2位薬剤師、3位医師、4位歯科医師、5位地方公務員
■婚活「IBJ」 (2024)
1位看護師、2位保育士、3位薬剤師、4位国家公務員/公務員、5位営業/企画系職
結婚を意識するのが遅い
薬剤師(6年制)は、浪人なしで国家試験にストレートで合格しても、働き始めるのは24歳から。一浪していれば25歳から働き始めます。新卒で入った薬局や病院、ドラッグストア等で3年間働くと、あっという間に27歳~28歳になっています。日本人女性の初婚年齢の中央値は、27歳~28歳。男性薬剤師が仕事に慣れてきてこれからという年齢で、世の既婚女性の半数は結婚を済ませているのです。
画像引用:内閣府 男女共同参画局
それなら年下の女性と、と思うかもしれませんが、最近の主流は同世代との結婚。年下の女性を狙うならより一層、歳の差があっても選ばれるために「経済力」の重要度が高まります。しかし、都市部には見た目も洗練された高年収のライバルがごろごろ。。。
これらの理由から、都会で暮らす男性薬剤師は、意外と婚活に苦労している人が多いのです。
では、どうすれば良いのでしょうか? そんな悩みをお持ちのあなたに、ぜひ考えてみてほしいのが、地方移住です。
地方なら実質的にも相対的にも高年収を狙える!
都市部の薬剤師は年収が上がりづらく生活コストが高い
都市部では薬剤師が飽和しており、20代~30代の男性薬剤師なら年収400万円~500万円台、残業多めやラウンダーなど仕事の強度を高めれば年収600万円以上もなんとか可能というのが相場です。通勤90分圏内で移動ありなど、条件によっては高めの年収が提示されますが、都会での通勤はかなり大変です。
23区は1人暮らし向けワンルームでも、毎月7万~10万(suumo 東京におけるエリア別の家賃相場 安い順トップ10)かかります。物価も家賃も年々上がっており、奨学金の返済もあると、貯蓄や投資に回すお金が中々捻出できないという声もよく聞きます。
東京都 30代男性 モデル年収
年収500万円、残業月30時間、家賃月7万円、車所有なし
薬剤師の給与は調剤報酬などから支払われますが、都市部では薬局の家賃も高く、電気代や物価も上がっているなか、給与を上げることが難しいのです。都市部で働きたい薬剤師は多いため、高年収の求人が出た場合もライバルが多く、あっという間に埋まってしまいます。
地方なら年収700万円+住宅手当の高待遇も!
一方、地方では深刻な薬剤師不足が続いています。薬局を維持するために、高年収で薬剤師を採用する意欲の高い事業所が多いのです。転職エージェントの交渉によっては、住宅手当や引っ越し補助がセットになることも! 20代30代の働き盛りの男性薬剤師は特に人気であるため高年収を狙いやすいです。さらに、「結婚して長くその土地で働きたい」と思ってくれていることは大きなアピールポイントになり、年収交渉で有利に働く可能性も秘めています。
山梨県 30代男性 モデル年収
年収700万円、残業ほぼなし、家賃0円(住宅手当、引越し手当)、車所有あり
地方移住で生活コストが大幅ダウン!
地方では、家賃や物価が都市部より安い傾向があります。住宅費がかからなかったり、車を持ったとしても都市部のような高額な駐車場代は不要だったりするため、生活費を大幅に抑えることができます。
こちらの記事では、経済的豊かさの都道府県ランキングを紹介しています
薬剤師の年収とお金の都道府県ランキング
地方で薬剤師は経済力においてライバルが少ない
そして、もう1点重要なのは、地方では男性の平均年収が都市部よりも低いということ。薬剤師の年収の絶対値が上がるだけでなく、相対的にも高くなるため、地方では薬剤師はとても高年収で高学歴という、人気の結婚相手になれるのです。
以下のグラフは、内閣府の賃金構造基本統計調査を元にした、都道府県別の男性全体の平均年収と、薬剤師男性の平均年収のグラフ(2023年)です。東京都、神奈川県、大阪府という都市エリアでは、薬剤師の年収は残念ながら「普通(平均)」であることが分かります。対して、佐賀県、鹿児島県、長崎県、岩手県、山形県、宮崎県、鳥取県などの地方エリアでは突出して薬剤師が「高年収」であることが一目瞭然です。
行政の支援も活用しよう!
地方では少子化対策から行政で婚活イベントを支援しているケースも多く、積極的に活用することで出会いのチャンスが広がります。また、地域によっては移住支援制度があり、経済的な負担を軽減しながら、新しい生活をスタートすることができます。
いかがでしたか?地方移住は、薬剤師にとって婚活を成功させるための大きなチャンスとなります。ぜひ、地方移住という選択肢を検討してみてくださいね!