【栃木県】歴史や自然に囲まれる！栃木県に薬剤師が移住するメリット

日光東照宮やあしかがフラワーパークなど、歴史や自然の多様な観光資源が豊富な栃木県ですが、実際に”住む”イメージはつきますか？

今回は都市機能が充実した都市から自然豊かな市町村まで移住先の選択肢が豊富な栃木県について、グルメの美味しそうな匂いを漂わせながら解説していきます！

多様な資源がある栃木県の魅力

観光地が多い

栃木県には歴史的な文化遺産や自然豊かな観光スポットなど、多様な観光資源が存在します。「日光東照宮」や「あしかがフラワーパーク」などが有名です。

また、那須高原は避暑地としても知られていて、高原地帯の自然美を堪能できるリゾートとなっています。

日光市にある湿原の「戦場ヶ原」は神話の舞台になっています。現地のツアーや観光で体験すると、神秘的な風景に圧倒されるでしょう。他にも、「殺生石」や「蜂の恩返し」など、様々な伝説があります。

気になった方はぜひ調べてみてください。参考になるサイトを次に掲載します。

参考：栃木県公式ホームページ「とちぎ豆知識「栃木の伝説」」

このように、文化や自然の美を味わいながら休日を満喫することができます。単身の方でもご家族がいる方でも、お出かけをしたいという人にはぴったりです。

温泉地

栃木県は温泉地が豊富な地域で、リラックスしたい方や自然を楽しみながら過ごしたい方にぴったりの場所です。「塩原温泉」や「鬼怒川温泉」が有名です。四季折々の景色を眺めたり、観光のついでに疲れをいやしたり、様々な目的で利用できます。東京からのアクセスがよいため、観光地としても世界的に人気になっています。

食べ物

栃木県で最も有名な食べ物は「いちご」と「餃子」ではないでしょうか。有名な「とちおとめ」は円錐形で大きく、ジューシーな食べ応えになっています。国内で最も多く栽培されているいちごの品種はこのとちおとめです。

餃子といえば宇都宮市です。その知名度は、宇都宮餃子会という餃子の協同組合まで設立されているほど！（宇都宮餃子会公式サイト）

餃子を食べるために宇都宮市を目的地にする人も多いです。

「どのお店に入ればいいのかな……」と悩んでしまう人は、次のサイトをご確認ください！

宇都宮観光ナビ「宇都宮市民が選ぶ！「宇都宮のおすすめ餃子店」10選」

薬剤師が栃木県に移住するメリット

次に薬剤師が栃木県に移住するメリットについて解説します！

薬剤師としての多様な働き方

一般的に地方部では薬剤師が不足しており、高収入での求人が多く見られます。栃木県では県東エリアや那須エリアで需要が高まっています。東京都の薬剤師の平均年収が609万円であるのに対し、栃木県の薬剤師の平均年収は667万円と約60万円も高くなります。

都内に比べて物価や家賃が安いので、年収アップに加えて、経済的にゆとりのある生活ができます。

地方暮らしのメリットとして、東京から離れた自然豊かな地域で都会の喧騒を忘れることができます。一方、宇都宮市や小山市などの都市部では、求人の数が多く、都市としての機能も充実しているため、便利な生活を享受できます。

このように、栃木県ではどういった暮らしがしたいか、移住の目的によって薬剤師としての働き方は多岐にわたります。

生活コストが安い

栃木県は東京に比べて物価や住居費が安いため、生活費を抑えることができます。SUUMOによると、栃木県の1LDKの家賃相場は宇都宮市が6.5万、県東の真岡市では4.3万円と、家賃が東京よりもリーズナブルで広い住居に住めるため、生活の質の向上が図れます。

地方部では、より高収入で働くこともできます。出費を抑えることで、いちご狩りや餃子の食べ放題も夢じゃありません。

自然環境と都市の利便性のバランス

栃木県は、観光資源をはじめ、山や川などの自然に囲まれています。移住した人の体験談では、都会の忙しさから離れて、自由でゆっくりとした時間を手に入れたという声もあります。地方だからこそ感じられる人の暖かさや、自分や家族の時間を確立できるということが何よりも魅力に感じる方もいるのではないでしょうか。

その上、新幹線や自動車で東京へ約1〜2時間でアクセスできるため、不便さを感じることは少ないでしょう。

ここまで栃木県の魅力やメリットについて解説しましたが、地方暮らしのワクワク感は掴めてきたでしょうか？では、実際にどこに住んだらよいのか、おすすめの市町村を3つ紹介します！

栃木県のおすすめ移住先

宇都宮市（県央エリア）

栃木県の県庁所在地で、特に都市機能が充実しています。在来線や新幹線で東京にアクセスでき、非常に便利です。とにかく餃子が有名で、餃子のために観光する人が多いです。都市機能の割に家賃が安く、6.5万円が相場になっています。ショッピングモールや飲食店、文化施設が豊富で、仕事とプライベートのバランスを取るには最適な場所です。

宇都宮市には家電量販店で有名な、「コジマ」の本社があります。

参考：宇都宮ブランディングアライアンス

小山市（県南エリア）

宇都宮市よりも東京に近く、ベッドタウンとしても発展しているエリアです。東北新幹線の小山駅から東京駅までなんと約40分です。出産・子育て給付金や子ども医療費助成などの子育て支援も充実しています。便利で自然豊かな環境で、子育てにぴったりといえます。

小山市には東日本を中心に展開している大手ドラッグストアチェーン「カワチ薬品」の本社があります。

参考：栃木県「小山市」での子育て体験談｜子育て支援情報や子育てにおすすめのエリアを紹介

那須町（県北エリア）

観光地として知られる那須高原の中心に位置し、避暑地としても有名で、リゾート施設や温泉地が多く、自然に囲まれた穏やかな生活が送れます。宇都宮市まで約1時間程度で、都市の便利さや娯楽を味わうこともでき、退屈になることはなさそうですね。

参考：ゆうゆうジテキなす暮らし

日光市（県東エリア）

日光東照宮を含む「日光の社寺」は世界文化遺産に登録されています。歴史的な観光名所が多く、自然に囲まれた穏やかな地域です。特に日本三大名瀑の一つにも数えられる「華厳の滝」は荘厳で迫力満点です。歴史的な文化や壮大な自然に触れながら、ゆったりとした時の流れを感じることができます。

参考：日光市移住サイト　日光暮らし

さて、栃木県に住むイメージが着実に湧いてきているのではないでしょうか。次は現実的に考えを進めるために、栃木県の移住支援制度について説明します。

栃木県の移住支援制度

栃木県には東京圏から移住する人のために、様々な支援制度があります。ここではどのような支援制度があるのか、具体例と参考になるサイトを紹介していきます。

栃木県移住支援事業

東京23区在住の方又は通勤する方が栃木県内の市町に移住した場合に移住支援金として、補助金を支給する事業です。単身：60万円、世帯：100万円、子育て加算として1人当たり最大100万円が追加され、支給されます。各種条件については、次の県公式サイトをご確認ください。

栃木県公式ホームページ「栃木県に移住して最大100万円＋α　栃木県移住支援事業」

栃木県地方就職学生支援事業

東京圏（埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県のうち、条件不利地域を除く地域）に所在するキャンパスに通う学生が、栃木県内の企業に就職し移住する場合、就職活動（6月1日以降に行われるものに限る）に参加する際の往復交通費の2分の1を上限として、地方就職支援金を支給されます。

申請は移住を予定する市長の市役所、または町役場で行います。具体的な実施市町村は次のサイトをご確認ください。

栃木県公式ホームページ「栃木県地方就職学生支援事業のご案内」

とちぎ材の家づくり支援事業

補助要件を満たす木造住宅を新築する建築主の方には70万円を上限として、増築・改築する建築主の方には22.5万円を上限として補助しています。詳しくは次のサイトをご確認ください。

栃木県公式ホームページ「とちぎ材を使った家づくり」

子育て支援

栃木県には豊富な子育て支援制度があります。ここではさらに具体的な子育て支援の例を紹介します。

妊産婦医療費助成制度

妊娠の届け出をした月の初日から出産した月の翌月の末日までの妊産婦を対象に、病気やケガなどでお医者さんにかかった場合、医療費の自己負担額を市町が助成する制度です。

この制度は全国でも4つの県しか行っていない珍しい助成制度です。

所得制限がなく、自己負担額は医療機関ごとに月500円のみとなります。

出産等に関した手当金制度

出産の際、出産育児一時金や産休期間中の生活保障が支給されます。出産育児一時金は一児につき50万円が支給されます。出産手当金は健康保険の場合、標準報酬日額の3分の2に相当する額が支給されます。

栃木県独自ではありませんが、他にも育児休業期間中の保険料免除や育児休業給付金などの制度もあり、利用するに越したことはありません。様々な手当金制度が紹介されているので、次のサイトのページ、働くママ・パパのための支援制度をご確認ください。

自立支援医療（育成医療）

身体に障害等を持つ18歳未満の児童で、生活の能力を得るために治療等が必要な場合、指定自立支援医療機関で医療給付が受けられる制度です。

こちらは所得制限がありますが、詳しい条件は移住先の市町にご確認ください。

各市町母子保健担当課

第2子以降保育料等免除事業

保育料等のうち国の制度で無償化とならない部分を市町と連携し、保育所等に通う第２子以降の0〜2歳児の保育料と第3子以降の3～5歳児の副食費を免除する事業です。

この事業は市町ごとに独自で対象を拡大しているところもあります。

詳しくは各市町保育園等担当課にお問い合わせください。
他にも栃木県にはひとり親家庭への相談・経済支援や、障がいを持つ子どもの医療費助成・福祉サービスなど、様々な子育て支援制度があります。具体的に、どのような支援制度があるかは次の栃木県子育て支援ポータルサイト　とこぽをご覧ください。かなり見やすく情報がまとまっていますよ。

企業・独立支援

栃木県は起業や独立をする方の支援も行っています。創業者支援資金のほか、無料で利用できる相談窓口や法律相談会もあります。さらに、創業者向けのフォローアッププログラムや指定先の賃貸料の助成など、様々な支援内容があります。

特に、栃木市にある有限会社マスヤマメディカルは、栃木県内に8店舗の調剤薬局を展開しながら、他の医療機関に経営のアドバイスをしています。独自の独立支援システムで3店舗が独立した実績を有しています。栃木県で独立をしたい薬剤師の方は要チェックです。県の支援内容を詳しく知りたい方は、ベリーマッチとちぎや栃木県公式ホームページ「創業支援資金の御案内」をご確認ください。

まとめ

いかがだったでしょうか？栃木県に様々な魅力があることを分かっていただけたと思います。自然と都市が調和した街で、薬剤師としての新たな道を進んでみませんか？

この記事が皆様のお役に立てれば幸いです！

移住のための参考サイト
ベリーマッチとちぎ
 はじめての移住応援サイト　いいかも地方暮らし「栃木県」
栃木県子育て支援ポータルサイト　とこぽ