【山梨県】富士山の絶景と絶叫!?薬剤師が山梨県に移住する理由!

山梨県
富士山の風景

山梨県は日本の中部地方に位置し、富士山がまたがっている内陸地域です。様々な絶叫マシンを有しているテーマパークの富士急ハイランドは有名です。また、山梨県は数々のフルーツの生産量日本一を誇っています。

そんな魅力が多い山梨県ですが、なぜ薬剤師が移住するとよいのでしょうか。

この記事では、山梨県の魅力や移住するメリット、移住支援制度などについて解説していきます。

フルーツ王国・山梨県の魅力

フルーツの画像

観光スポット

山梨県といえば富士山ですね。富士山は山梨県と静岡県に跨っている活火山であり、その迫力や美麗さから数多くの芸術作品のテーマになっています。小倉百人一首の中の、山部赤人が詠んだ「田子の浦に打ち出でて見れば白たへの富士の高嶺に雪は降りつつ」は有名ですね。

富士山はハイキングが盛んなので、アウトドア派の方にとっては絶景を楽しめる最高のロケーションといえるでしょう。

富士山麓に広がる富士五湖も有名です。富士五湖周辺には数々の観光スポットがあり、富士山の絶景とともに楽しめること間違いなしです。

また、テーマパーク「富士急ハイランド」は数々の絶叫アトラクションで有名です。最高時速130kmのジェットコースターや、お化け屋敷の「戦慄迷宮」など、日本一と言っても過言ではないアトラクションでワクワクする時間を過ごせます。

フルーツ王国・山梨県

山梨県はフルーツ王国と呼ばれるほどフルーツで有名です。特に「ぶどう」「もも」「すもも」は日本一の生産量を誇っており、春から秋にかけて収穫の時期を迎えます。中でも「甲州ぶどう」は長い歴史があり、ワインづくりの文化にも深く根付いています。もも狩りやぶどう狩りなどの体験型観光も盛んで、県内外から多くの観光客が訪れ、旬の果物を味わうことができます。フルーツに囲まれた暮らしは、健康や体にも優しく、山梨県の食文化を支える重要な魅力の一つとなっています。

都内へのアクセス

山梨県は都内へのアクセスが悪いわけではないのです。JR特急あずさ・かいじを利用すると、新宿駅から甲府駅まで約1時間半、自動車で移動すると、約2時間です。

近距離とは言えないものの、必ずしもアクセスできないわけではないので、いざというときには東京へ出られるのはメリットになります。東京観光に特別感も出るので、絶妙な立地といえるのではないでしょうか。

山梨県に薬剤師が移住するメリット

富士急ハイランド

都内から離れて地方暮らしすることには様々なメリットが隠れています。

地方部で高収入を狙える

薬剤師は地方に行くほど需要が高まり、年収もアップする傾向にあります。

山梨県の薬剤師の平均年収は609.5万円です。これは全国平均の599.3万円と大差はありませんが、山梨県は都市と地方がはっきりしており、年収の分布にばらつきがあることが推測されます。

そのため、人口が少ない丹波山村や早川町、南部町などでは高収入の条件での求人が期待できます。

また、山梨県の全産業の平均年収は473.7万円です。将来を考えている単身の方はもしかしたら、婚活・マッチング市場で少し有利になるかも……?

住みやすさ

都会の喧騒から離れて、豊かな自然と富士山の絶景が眺められる環境に住めることは癒しになります。静かな環境が好きな方は、仕事と生活を両立することで、ワークライフバランスの改善が図れるかもしれません。

加えて、山梨県は都内に比べて家賃が安く、SUUMOによると南アルプス市では1LDKで4.4万円が相場になっています。地方部で年収アップを狙いながら、生活コストが抑えられることは地方暮らしの強みです。

開放的な環境

山梨県は富士山の絶景とともに、水がきれいであることや、寒冷でさっぱりとした空気が吸えることが魅力です。

山梨県に移住された方の体験談によると、空き家バンクで始めた古民家暮らしが快適で子育てもしやすいとの声があります。東京では気にしなければならないご近所トラブルもありません。家の壁に落書きしたり、大声で笑ったり、子どもに限らず大人にとっても開放的な環境で暮らせるのは、都会暮らしでは感じ得ないメリットです。

地域医療への貢献

山梨県に移住する際に、転職先としてどのような企業や病院があるのでしょうか。

山梨県の企業や病院は、地域社会の健康増進や福祉の向上に力を入れています。特に、甲府市に本社がある「クスリのサンロード」はその代表例と言えます。クスリのサンロードは、1974年に創業し、山梨県と長野県を中心に店舗を展開している企業です。平成30年に、地域経済への影響力が大きく、今後の地域経済を牽引することが期待される「地域未来牽引企業」に選定されています。医薬品の提供にとどまらず、健康レストランや温泉施設、スポーツジムなど、事業は多岐にわたり、地域社会の健康維持と福祉の向上に貢献しています。

地域に根差した企業として、今後も地域住民の健康維持や生活の質の向上を目指して活動していくことでしょう。

また、甲府市に位置する「山梨県立中央病院」は、山梨県知事から、地域全体の医療の質の向上と効率化を目的とする「地域医療支援病院」に認定されています。地域医療の中核を担い、救急医療、周産期医療、がん医療、ゲノム医療など、多岐にわたる高度医療を提供しており、地域医療に貢献するとともに、薬剤師としてのスキルアップが図れます。

さらに、「一般社団法人ワイエムピー」は山梨県内で5つの「あすなろ薬局」を運営しています。かかりつけ薬剤師の推奨や、地域の健康増進活動など、患者一人ひとりの生活に寄り添った薬剤師サービスを展開し、地域に根差した保険薬局として活動しています。​本部は甲府市に所在しています。

このように、薬剤師としてスキルアップを図りながら、山梨県の地域医療に貢献できる機会が様々な形で存在します。地域に密着した医療活動を通じて、より深い経験を積むことができるでしょう。

山梨県おすすめの移住先

ここからは実際にどこに住んだらいいのか、おすすめの市町村を一部紹介します。

甲府市

甲府市は、山梨県の県庁所在地で、交通の便が良いことが魅力の一つです。特急を利用した場合、新宿ー甲府間で90分、車だと2時間程度。東京以外にも静岡や名古屋へのアクセスがしやすい地域です。また甲府市は、山梨県の中心にあるため、車があれば山梨県のどこへでも行けるので、便利な場所だと言えます。では子育て支援に関してはどうでしょうか?まず、 待機児童数0という実績があります。そして保育園から大学まで集まっており、教育環境、子育て環境が整っている地域だと言えます。

助成金といえば、甲府市には子育て世帯や新婚世帯への家賃助成制度があります。

甲府市指定の市営団地の空き部屋に入居した人を対象に、実質家賃の2分の1以内かつ上限額2万円の家賃助成を、3年間実施する制度です。本格的に移住する前にまずは格安の団地に住んで、暮らしを体験するという場合に使うと良い制度ですね!

甲府市のことはこちらから:甲府の暮らし方~甲府に住む人に知ってほしい6のこと~

富士吉田市

富士吉田市は富士山のふもとに位置し、美しい自然環境の中で暮らせます。富士山や富士急ハイランドなど、観光地としても有名で、特にアウトドアや登山が好きな方にはぴったりの場所です。

移住支援金や奨学金返還助成金など、移住支援制度が豊富です。例えば、新婚世帯に対して20万円の支給がある「新婚世帯すまい支援奨励金」、18歳までの子どもの医療費を全額助成してくれる「子育て応援医療費助成金」など、単身の方から子育て世帯の方まで手厚い支援が受けられます。

富士吉田市のことはこちらから:youFUJIYOSIDA

南アルプス市

南アルプス市は、山々に囲まれた静かな地域で、自然との調和を大切にしたい方に最適です。南アルプスの主峰北岳を頂点とした東西に細長い形で、冬は寒さが厳しく、夏は気温が高いという盆地特有の内陸性気候です。町の規模は小さめですが、住みやすく落ち着いた生活ができます。

住まいや子育てに関する支援も充実しており、市内のエリアごとに地方暮らしの良さ、または地方ながらに便利な生活を味わえます。

移住支援制度も充実しています。移住支援金事業では、要件を満たす移住者の方に対して一世帯当たり100万円(18歳未満の方につき100万円の加算あり)を支給しています。

また、結婚生活支援事業も行っており、住居費および引越費用を対象にして、一世帯当たり最大30万円を補助しています。

他にも様々な支援制度があります。特に子育て支援が充実しており、18歳以下の子どもの医療費無償化、第一子を含め0~5歳の子どもの保育料無償化、20歳以下の子どもの大学等専門課程への入学の際に、市内に店舗がある金融機関から教育ローンを借りた方のうち、3人以上の子どもを持つ方に対して、年間利息の2分の1を利子補給する事業などがあります。

このように、移住する方が住みやすい・子育てしやすい環境を整えるための支援制度がたくさんあるので、次の移住サイトや市の公式ホームページをよくご覧ください。

南アルプス市のことはこちらから:南アルプス市移住定住サイト 南プスぐらし

移住支援制度

空き家・古民家

ここからは移住する際に利用できる、山梨県の移住支援制度について説明していきます。移住支援制度は各市町村で独自のものを行っていることがあるので、よく調べることが必要です。ここではその一部を紹介します。

移住支援金

東京圏から山梨県に移住する人に移住支援金を給付しています。移住元条件と移住後条件を満たしていれば、単身なら60万円、世帯なら100万円が支給されます。子育て世帯はさらに、18歳未満ひとりにつき最大100万円が加算されます。条件や支給額は市町村ごとに異なるのでこちらのページ「山梨県の移住政策」をチェックです。

病児保育施設・保育料無償化

子育てするにあたって、働く親にとって困ることは、子どもの病気ですよね。山梨県では、県内全域での病児保育施設利用が可能です。

さらに、山梨県全域で第2子以降の保育料が無料です。

中央市や南アルプス市など、市町村によっては、第一子から保育料が無料なところもあります。(参考:南アルプス市「保育料の第一子無償化が令和4年4月から始まります」

参考:山梨県「日本一健やかに子どもを育むやまなし」

山梨県の子育てに関してはこちら:やまなし子育てネット

空き家バンク

山梨県の各市町村では、空き家の有効活用を通じて、都市住民と地域住民の交流を促進し、定住を支援することで地域の活性化を目指しています。多くの市町村で、リフォーム費用の補助や片付け費用の助成などの支援制度を設けています。例えば、南アルプス市では空き家バンクに登録してある物件の改修工事を行う場合、工事費の2分の1(上限100万円)を補助しています。各市町村ごとの空き家バンクは次のサイトをチェックです。山梨県宅地建物取引業協会「空き家バンク」

山梨県の薬剤師がチェックしたい奨学金制度

もしこれから山梨県で働きたい、薬学生や薬学部志望の方や、将来子どもを持つかもしれない薬剤師の方がいたら、薬学部の奨学金制度は確認しておきたいところです。

山梨県には薬剤師志望の方に向けた奨学金制度や、奨学金の返済支援があります。

山梨共立グループの奨学金制度

山梨民医連加盟の薬局法人「一般社団法人ワイエムピー」が制定・運営している薬学生の奨学金制度です。募集対象者は、6年制薬学部在学で、卒業後ただちに山梨民医連加盟の病院・保険薬局で薬剤師として就業する意思がある方になります。

貸与金額は1号と2号の、2種類の区分で分けられています。

1号は月額5万円で返済免除の規定があります。

2号は月額1~5万円で任意選択できますが、返済があります。詳しくは山梨共立グループの薬学生奨学金制度をご覧ください。

独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)の奨学金

JCHOは地域医療に貢献する活動に取り組んでいます。その一環として、薬学部を含む医療学生を対象に、奨学金を貸与しています。

実施病院から奨学金が支給され、薬学部卒業後、奨学金を貸与された病院で一定期間勤務することを希望する方が対象です。詳しくはJCHOの奨学金制度についてをご確認ください。

東京薬科大学の総合型選抜

東京薬科大学は、山梨県に薬科大学が無く、薬剤師不足が深刻化していることを受けて、山梨県と協定を結び、入学試験の一つである専願制の「総合型選抜」に山梨枠を設けています。地域枠選抜の得点が条件を満たした場合、入学金の40万円が免除されます。詳しくは東京薬科大学薬学部 入試概要をご覧ください。

まとめ

いかがだったでしょうか。富士山がそびえる地域で穏やかな暮らしができること、たくさんのフルーツに囲まれることなど、いろいろな想像ができたのではないでしょうか。様々な移住支援制度を活用して、地方の良さをたくさん味わってほしいと思います。この記事が薬剤師として新たなキャリアを進む第一歩になれば幸いです。

参考になるサイト
やまなし二拠点居住・移住総合webメディア「Y-change」
山梨県公式ホームページ
南アルプス市移住定住サイト「南プスぐらし」

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